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うてこ
No.7

秘密の花園
フランシス・ホジソン・バーネットにより1911年に初版が発行された小説。イギリス植民地時代のインドで官吏の令嬢だったメアリーは両親に恵まれず、孤独の中で英国の親戚宅へ預けられる。荒涼とした屋敷の中である日、隠されるように閉じられた庭園を見つけるのだった。
そして、メアリーと花園を中心に、寂しかった屋敷や人々の心に奇跡が起き始める。
バーネット
児童向け文学の傑作と名高い「秘密の花園」。私もメアリーと同い年くらいの頃に読んでいた記憶があります。とにかく最初のうち、主人公のメアリーは不遇な環境のためにものすごいネガティブで気難しい少女だった印象を持っていました。改めて読み返すと、彼女の両親との関係性が不憫でこうなるのも致し方なし。と感じましたね。
しかし、そのまま腐っていかなかったのがメアリーの素晴らしいところで、
これにはやはり同年代の友人という存在が大きかったでしょう。
身分差別のあからさまな時代であっても、友という絆は凍った心もほぐし前向きに変えてくれるもの。少しずつ庭が蘇ってくる姿に元気をもらえます。
うてこさんの作品では秘密の庭のキーワードでもあるバラを表紙、裏表紙のフレームにしています。丁寧に書き込まれたレタリングのタイトルはグラデーションも薔薇色でとっても可愛らしく、メアリーやクレイブン父子の姿が温かみがあってとっても素敵です。
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