2020-11-14
知の巨人
こんにちは、ivory books中村です。
昨日は子供の社会見学に同伴するためお休みいただいておりました。
小学4年生の社会見学は町内の番所山山頂に建つ南方熊楠記念館でした。
白浜に住んでもう10年ほど経ちますが実のところ、この南方熊楠記念館の中を見たことが一度もなかったので子供よりも自分の方がワクワクしておりました。
記念館の中は幻想的なBGMと数々の熊楠氏の資料が展示されていました。
膨大な遺稿や標本を見ていると熊楠氏がなぜ「知の巨人」と言われているのか、その片鱗を知ることができました。すごい好奇心と探究心の持ち主で、分野にこだわることなくあらゆる物を知ろうとした方だったのでしょうね。
館内に展示されていた生きた粘菌はシャーレの蓋を開けて匂いを嗅げたんですが、粘菌は森の匂いがしました。
土のような、草のような、決して不快ではない匂い。
身近に存在する小さな粘菌たちの存在を改めて再認識しましたね。庭の石や朽木に目を向けてみようと思います。
熊楠記念館は今月22日に無料開放されるらしいので、この機会に足を運ばれることをオススメします。記念館の展望台から望む景色は素晴らしいですよ!


水木しげる先生の「猫楠(ねこぐす)」では熊楠氏の生涯をだいぶ破天荒に描かれていますが、天才で変人で強烈な個性を貫く人物像は、あながち誇張されただけではないだろうなと読んでて思いました。

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